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感じやすい子どもたち:恐怖感受性と霊感のはざまで

ヨガを教えていると、ときどき「この子は世界の“気配”を感じ取っているのかもしれない」と思う瞬間があります。たとえば、まだ言葉を覚えたばかりの子どもが、見えない何かに話しかけていたり、突然“怖い”といって泣き出したりする場面。大人から見れば単なる想像や偶然に思える行動も、心のセンサーがとても繊細な子どもたちにとっては、実際のエネルギーの動きを感じ取っているのかもしれません。

1. 恐怖感受性という“感覚のアンテナ”

心理学の研究でも、子どもの恐怖感受性には個人差があり、性別や年齢、性格、経験など多くの要因が関係するとされています。特に女児は男児よりも恐怖を示しやすいという報告もあります。つまり「怖がりな子」ほど、感情や周囲の変化を敏感にキャッチしているとも言えるのです。

一般的に、女児は男児よりも恐怖を示し易いという。その他、恐怖の感受性は、年齢や性別以外に、性格、過去の個人的経験、知的水準、親や仲間から学ぶ社会的・文化的価値、周囲の状況や刺激の与え方、現在の生理的・心理的状況など多くの要因によって左右されることが示されている。

富田昌平; トミタショウヘイ. 幼児期における恐怖対象の発達的変化. 三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, 2017, 68: 129-136.

この「恐怖感受性」という言葉は、ヨガの感覚とも深くつながります。ヨガでは、心と体のバランスが崩れると“見えないもの”への反応も強くなると考えます。呼吸が浅く、心が緊張しているとき、子どもたちは外からの刺激を過剰に受け取り、結果として恐怖や不安を感じやすくなるのです。逆に、体が緩み、心が安心しているときには、同じ出来事を穏やかに受け止められます。

2. 霊感の芽生えと、親の戸惑い

一方で、スピリチュアルな視点から見ると、恐怖感受性の高い子どもは“霊的感受性”の高い子でもあります。私自身、心と体を整えるヨガを通して、自分の直感が少しずつ研ぎ澄まされていくのを感じました。そして、その変化の中で、「子どもたちは大人よりもはるかに純粋に、波動の違いを感じ取っているのではないか」と気づいたのです。

家族の中に霊感を持つ人がいると、日常は少し特別になります。特に、子どもが霊的な感覚を示すとき、親はどう受け止め、どう守るかが問われます。その時こそ、恐怖を否定するのではなく、子どもの感じている世界を“安全に言葉にできる場所”を作ることが大切です。

家族の中に霊感を持つ人がいると、日常は少しだけ特別になります。特に子どもが霊的な感覚を示すとき、親はどう受け止め、どのように守り、育てるべきなのでしょうか。ここでは、子どもや家族の霊感体験を通して得られた知恵や実践例をまとめています。

強い霊感を持つ子どもと過ごす日常のリアル
子どもの発言や行動の中に見える、霊的な敏感さとの向き合い方。
子どもが霊的な感覚を持ち始めた親の体験談
親としての驚きや葛藤、そして成長を支える日々の記録。

子どもと家族にまつわる霊感体験

恐怖と霊感のあいだには、実は大きな隔たりはありません。どちらも「見えない何かに心が反応する力」です。違うのは、それを“恐れ”として捉えるか、“感知”として受け取るかの違いだけ。子どもが「怖い」と感じたとき、その背後には“まだ理解できない世界”があるのかもしれません。大人ができるのは、否定せず、安心して語れる場をつくること。そして、心と体を整える習慣を日常に取り入れていくことです。

3. まとめ:恐怖を「感受性の証」として見る

恐怖感受性の高い子どもたちは、決して弱いのではありません。彼らは、この世界の微細なエネルギーに敏感に反応しているだけなのです。その感受性を守り、伸ばしていくためには、安心と愛の空気が欠かせません。親も子も一緒に深呼吸をし、体を緩め、心を観察する。そんな小さな習慣が、霊感や直感を“恐怖”ではなく“叡智”として育ててくれるのです。

ヨガを通して私が感じているのは、「感受性は、宇宙とつながるための入り口」だということ。感じやすい子どもたちは、実は未来の“感じる教師”なのかもしれません。


by hamberglove | 2025-10-14 11:22 | Comments(0)